通院せずに歯を白くする方法にホワイトニング自宅があります。

2018-07-20

みなさん、最近「ホワイトニング自宅」や「ホームホワイトニング」なんて単語を耳にしたことはありませんか?これは、「自宅や職場」で「綺麗な白い歯」を作るための治療法の総称なんです。歯に関する問題といえば、定期的な歯科医への通院が必須だと思われていますが、最近では自宅で手軽にできてしまう治療法が浸透しつつあります。

今回はあまりなじみのない「ホームホワイトニング」についての疑問にお答えしていきましょう。

そもそも「ホワイトニング」ってどんな治療をするの?

ホワイトニングはただ単に歯の汚れを落とすだけではありません。歯垢洗浄のような着色除去に加えて「歯を漂白する」ことによって本来の白さに近い状態を実現しています。ホワイトニング施術を行なっている歯科医院で受診することができ、薬剤投与や特殊なLEDライトによる照射での治療がメインです。

料金もリーズナブルで、1回/¥3,000程度で落ち着くところが多く見られます。痛みを伴うこともないため、時間を作れさえすればお手軽に試すこともできるでしょう。

ホームホワイトニングとは?

ホワイトニングを自宅で行うのが「ホームホワイトニング」です。専用のマウスピースや指定の薬剤を中長期的に装着・散布する治療方法が一般的です。歯科医院に毎週通院する「オフィスホワイトニング」と比べて

・場所を選ばない

・時間もかからない

・何か並行して作業しながらお手軽に施術できるといったメリットがあり、社会人をターゲットに注目されつつある治療法です。

ホームホワイトニングは自己判断でできるの?

「ホームホワイトニングは自分で自分に施術していいの?」とお聞きになる方もいらっしゃいます。しかし、ホワイトニングは国内において立派な「医療行為」にあたります。そのため、歯科医師や歯科衛生士など有資格者による指示に従い施術を行うのが一般的です。

ですから、ホームホワイトニングもまずは、来院して担当医の方と一度カウンセリングを行う必要がありますね。

ホームホワイトニングのメリット・デメリットは?

ホームホワイトニングによる治療効果には次のようなメリットがあります。

・より自然に近い白色の歯になる

・色持ちがよい(黄ばみにくくなる)

時間をかけて着色有機物を細かく分解していくため、歯のツヤ色合いはより馴染んでいき、再着色までの時間も長くなります。(=色持ちがよい)一方、デメリットは、ずばり管理の面倒臭さです。その過程でリタイアしてしまう人がいるのも事実です。

治療内容については後ほど詳しく解説しますが、日々の記録付け、期間中の注意事項や専用器具の管理にゲンナリするかもしれません。特に、ズボラな気質の方などは、集中的に治療する「オフィスホワイトニング」が楽な場合も多いでしょう。

オフィスホワイトニングのメリットとして「1回の受診で効果がハッキリあらわれる」といった点もあります。とりあえず、オフィスホワイトニングで試してみて、気に入ればホームホワイトニングに切り替えるという選択も視野に入れておくとよいでしょう。

具体的にどんな手順で治療するの?

具体的なホワイトニング治療の一例を紹介します。※該当医院によっては治療方法が異なる可能性があります。1、歯科医院へ来院するまずは、カウンセリングです。ホワイトニングを実施している歯科医院に来院し、患者さんの要望や予算を伝えます。

事前に歯に問題がないか検査を受ける必要があります。

ここで潜在的な問題が見つかれば、まずはそちらの治療からスタートです。2、薬剤の選定どれぐらい白くしたいかに合わせて、ホワイトニング薬剤を決めることになります。歯の白さについては「シェードガイド」という見本が各歯科医院には用意されており、パッと見で要望を伝えられますので安心してください。

3、マウスピースの作成患者さんの歯全体の型をとり、専用のマウスピースを作成します。このマウスピースは専用ケースとともに自身で管理を行うため、十分に注意して取り扱うことになるでしょう。4、ホワイトニング治療期間

毎日ここから薬剤を散布したマウスピースを規定の時間装着することになります。希望の白さになれば、再度来院して経過報告と今後の要望を伝えます。

どれぐらいの期間治療するの?

マウスピースと薬剤を利用したホームホワイトニングを例にあげますと「1日/2時間 × 2〜3ヵ月程度」の期間が必要とされています。任意のケースもありますが、日々の記録や食事・喫煙の制限がつく場合がありますので、この点も意識する必要があります。

また、ホワイトニング施術終了後の白い歯については、半年〜1年程度色持ちするケースが多いようです。さらに、いつまでに終了するといった期間は明確に定められていないため、本人が希望すればさらに長期的な継続も可能です。

期間が長ければ長いほど着色有機物への漂白が定着し、色持ちする期間もそのぶん伸びるようです。オフィスホワイトニングと比べると薬剤も低濃度のものを使用しているため、安全性は保証されています。ですが、治療行為において自己判断は危険ですので、担当医の指示は厳守しましょう。

虫歯とか知覚過敏があっても大丈夫?

ホワイトニングは、歯の状態が正常と判断された方向けの治療行為です。ですので、別途歯に問題を抱えている方はそちらの治療からスタートすることになります。単純に着色汚れがひどい場合などであれば、ホワイトニング治療を開始できる可能性もありますので、一度診察をオススメします。

余談ではありますが、ステインのような着色成分は汚れがこびりつくまで少し時間がかかる性質をもっています。主に、コーヒー・お茶など色味の強い食品やタバコに多く含まれていますが、これらを摂取した直後に水でゆすぐなどで予防に繋がりますので覚えておいて損はないでしょう。

そもそもなぜ歯が黄ばんでしまうの?

歯は象牙質という組織体が元になって、その周りをエナメル質が包み込むように形成されています。この象牙質自体が黄色い色を保有しており、歯を包む半透明のエナメル質がその黄色素を薄れさせているため、私たちの目からは歯が白い状態に見える、といった仕組みになっています。

そして、普段行う歯磨きはエナメル質にこびりついた歯垢を除去していますが、同時に削り取ってしまってもいます。その結果、年月がたつにつれて象牙質本来の黄色が目立ってきてしまうというメカニズムになっているんですね。

ホームホワイトニングは象牙質に含まれる着色有機物を分解することで歯を白く見せることを実現しています。そのため、エナメル質の洗浄だけを行う歯垢除去などに比べて、強い漂白効果がもたらされます。

ホワイトニング歯磨き粉があるって聞いたんだけど?

歯科医いらずのホワイトニングケア用品として、海外では歯磨き粉の研究が盛んです。確かな効能のある製品ではありますが、あくまで補助的な用品として、治療行為と明確に区別する必要があります。もっとも有名なブランドの1つに「MARVIS(マーヴィス)」があります。

これは、イタリア産の歯磨き粉で、なんとお土産の候補になるくらい知名度が高いブランドです。数多くの爽やかな風味や、虫歯や歯周病の予防に加えてホワイトニングの効能も口コミとして広がって人気沸騰しています。もちろんamazon販売もあります。

治療までは行かなくても気になってきたなぁ、なんて方は購入を検討してみるのもいいでしょう。

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ホワイトニング効果を長持ちさせるためには?

ホワイトニング治療後も綺麗な歯をキープするには普段からのケアが必要となってきます。

1、マウスウォッシャーの常用TVコマーシャルでよく目にするアース製薬の「モンダミン」など、マウスウォッシャーの併用は良いとされています。歯磨きだけでは対策しにくい「殺菌効果」「口臭予防」や「歯垢ポケットの洗浄」などをカバーしてくれます。

2、生活習慣の見直し歯の健康に限ったことではありませんが、飲酒喫煙は少なからず影響があります。1日の飲酒・喫煙の制限の他、直後のうがいなど習慣を取り入れましょう。またホワイトニング治療中の喫煙は視覚過敏の併発を招く可能性があるとされています。

別途禁煙対策などが必要かもしれません。

いずれも普段から意識できますので、こういった生活習慣を定着させることから始めて見るのもよいでしょう。

参考資料:大阪ホワイトニング